【効果ある?】高血圧の人が食事で乳製品をとるのは意味があるの?

【効果ある?】高血圧の人が食事で乳製品をとるのは意味があるの?

高血圧の人が食事で乳製品をとるのは意味があるの?

 

 

日本人は欧米に比べて乳製品の消費量が少ないと言われ続けてきましたが、最近は多くの乳製品の商品がテレビのCMなどでも流されはじめて今後は乳製品の消費が増加することが期待されます。乳製品の中でも高血圧の予防・改善に良いものがあることもわかってきましたので、ぜひ、食生活に取り入れてください。

 

今回は、

 

○どのような乳製品があるのか?
○高血圧に効果のある乳製品とは?
○乳製品をとる上での注意点は?

 

これらについてお伝えします。

 

食事の欧米化に伴い、特に朝食における乳製品の浸透が日本の食生活の大きな変化ではないでしょうか。毎朝、気軽に乳製品を摂取することによって高血圧の予防・改善ができるのであれば、これほど楽なことはありませんので、ぜひ、取り組んでください。

 

 

 

○どのような乳製品があるのか?

 

【効果ある?】高血圧の人が食事で乳製品をとるのは意味があるの?

 

現在、販売されている乳製品にも多くの種類がありますので少し整理しましょう。乳製品とは牛乳を原料として製造された製品のことをいいます。乳製品は大きく2種類に分類され、バター・チーズ・アイスクリームなどの液状化していない乳製品と牛乳・クリーム・練乳などの液状化している乳製品にわかれます。
 さらに液状化・非液状化乳製品の中には発酵された製品と発酵されない製品にわかれます。発酵する製品で代表的なものは液状化乳製品ではヨーグルト、非液状製品ではチーズが挙げられます。
 牛乳には牛乳そのままの成分を製造工程で調整していない成分無調整牛乳と生乳から脂肪分・水分・ミネラルなどの一部を除いて成分を調整した成分調整牛乳があります。成分調整牛乳の中でも脂肪分をほとんど除去して乳脂肪分を0.5%未満にした牛乳を無脂肪牛乳といい、乳脂肪分を0.5%ぁら1.5%までにした牛乳を低脂肪牛乳といいます。低脂肪牛乳にはタンパク質・カルシウムなどの栄養成分の量は普通の牛乳と同じです。

 

 

 

○高血圧に効果のある乳製品とは?
 高血圧の予防・改善に効果のある乳製品としては次の二つの乳製品が挙げられます。

 

1) 牛乳

 

【効果ある?】高血圧の人が食事で乳製品をとるのは意味があるの?

 

牛乳は高い栄養価であるタンパク質を豊富に含んでおり、さらにビタミン・ミネラルもバランス良く含まれている手軽な栄養食品です。その中でも、特に高血圧に効果のある成分はタンパク質に約80%含まれるガゼインとミネラルに豊富に含まれるカルシウムの二つの成分です。
 ガゼインは我々のからだの中でさまざまな種類のアミノ酸の集合体(ペプチド)に分解されて血圧を上昇させる酵素の働きを抑える作用があり、血圧の調整を行います。さらに、ガゼインは腸のぜん動運動を抑えて食物の腸内での滞在する時間を長くして栄養成分の消化・吸収を高める働きがあります。
 カルシウムは一般的には吸収されにくいのが欠点ですが、牛乳に含まれるガゼインがカルシウムの吸収を促進させることによって、カルシウムが効率的に吸収され血圧上昇を抑える働きとイライラを静めてくれる働きもあり高血圧には効果を発揮します。
 牛乳の脂肪分を気にする方は低脂肪乳をお勧めします。

 

 

 

 

 

2) ヨーグルト

 

【効果ある?】高血圧の人が食事で乳製品をとるのは意味があるの?

 

ヨーグルトは牛乳を発酵した典型的な液状化乳製品ですので、牛乳に含まれているミネラル・ビタミン・ 
タンパク質は同じように含まれており、ガゼインのもつ血圧調整作用の効果を持っています。
さらに、発酵するプロセスの中から生まれる乳酸菌の効果によって、善玉菌が活性化され腸内環境が改
善されます。乳酸菌の表面にはペプチドグリカン・ポリサッカライドという物質があり、腸内にある余分
なブドウ糖・コレステロールを吸着して便として排泄します。乳酸菌には腸内に分泌された胆汁酸を分解
し、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の減少にも効果を発揮します。ストレスなどの危険因
子による高血圧によって腸内の悪玉菌が増えて腸内環境が悪化していますので、ヨーグルトに含まれる乳
酸菌の効果は非常に重要です。
 ヨーグルトの定義は食品衛生法に基づく省令によると「はっ酵乳」と呼ばれており、無脂乳固形分80%
以上であり、乳酸菌数も1,000万個/ ml以上と決められています。
 乳酸菌は腸内において数日間しか生きられませんので、ヨーグルトを毎日摂取することが重要です。

 

 

 

 

 

○乳製品をとる上での注意点は?

 

【効果ある?】高血圧の人が食事で乳製品をとるのは意味があるの?

 

乳製品をとる上での注意点を牛乳とヨーグルトについて記載しますので、参考にしてください。

 

1) 牛乳
 牛乳は前述したように非常に高い栄養価のある乳製品ですが、カルシウムを過剰にとるとマグネシウムとのバランスが崩れて、カルシウム摂取が効率的にとれなくなります。さらに、牛乳に含まれるガゼインにはコレステロールを増加させる働きもありますので、牛乳の飲みすぎは注意が必要です。一日あたりの牛乳の摂取量は400ml(コップ2杯)ほどと言われています。また、コレステロールの高い人は低脂肪乳をお勧めします。
 牛乳を冷えた状態で飲むと胃が収縮して消化不良を起こす方がいると思いますが、牛乳はなるべく温めて飲むのが良いとされています。

 

2) ヨーグルト
 市販のヨーグルト製品の蓋を開けた時に、上の方に透明の液がありますが、この透明の液体は捨てないでください。この透明の液体は乳清(ホエイ)と呼ばれ、ミネラル・ビタミン類・水溶性のタンパク質及び乳糖などが多く含まれている栄養価の高い液体です。ヨーグルトを食べる時には、この液体を混ぜて必ず食べるようにすることをお勧めします。

 

3) その他注意点
 牛乳から作られた未消化物と毒素が皮膚病の原因となる場合がありますので、アトピー性皮膚炎の方・皮膚疾患のある方は乳製品をとることによって悪化することもありますので、充分に注意してください。

 

 

 

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